状態: | 新古品 |
発行日: | 2016年12月 |
※長期在庫品による小さな擦れ傷などがあります。
Rouleur Magazine
いちロードレースファンとしてはトップレーサーがどんな考えを持っていてどんな日常を送っていてどういう人生だったのか知りたくなるもの。ルーラーマガジンはレーサーの人生のみならずロードレースの歴史やシクロクロスの文化、製造の現場など自転車の多岐にわたって掘り下げ多くの人にロードレースとその文化への門戸を開きます。
THE ROAD FROM DAMASCUS
アラブ選手権、アジア選手権、ツアーオブリビア、ツアーオブタイランド、ツアーオブイランといったヨーロッパのロードレースファンは聞いたこともないであろうUCIのパラレルワールドを戦っているので無理もないことだが、多くのドイツ人にとってシリアにプロロードレーサーがいることは驚嘆に値することだ。ロシアやカザフスタンの元プロ選手による指導のもとドーハやテヘランのチームと短期契約を結びレースをするのが彼らのスタイルだ。
シリアの内戦が激しさを増す中ついにナショナルチームに所属する選手までもが難民となってしまう。ベルリンを目指した彼らと受け入れることとなったドイツのサイクリングコミュニティに降りかかるプロ選手としての苦悩や難民ゆえの立場のなさ。しかし彼らの努力と道を模索しつづけるドイツ人たちの理解によって前へと進んでいく様は現在世界が直面している問題へのまさに民主的なアイデアのように見えます。
SAITAMA
ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム、ツールドフランスの第22ステージとも呼ばれる大きなイベント。 多くのサイクリングマガジンで仕事をするマーシャル・カッペルは今回来日したフォトグラファーの一人。彼によるこのレースの写真と文章からはプレスとしてレースに関わったもののどこか上手く噛み合わないもどかしさが表れています。
"プロフェッショナルサイクリングの新しい国とその文化への広がりへのサポート、心ではわかっているし好きでもある。しかし、東京ではなく埼玉だとはいえ、美しく唯一無二のこの場所で行われる本物のレースは皆やプレス、私たちのものである"