モデル名のP-23には首を傾げる方も多いかもしれません。「23に何の意味があるの?」と。
実は23という数字は車体重量を表していて、23ポンドをキログラムに換算すると10kg少々になります。カーボンが台頭する現代では重めな部類かとは思いますが、当時のクロモリ全盛期の時代にはこの23は輝かしいものだったと伺えます。
RITCHEYと言えばシートチューブ下部に鎮座するリッチーおじさんデカール。現在生産、流通するフレームには「DESIGNED BY TOM RITCHEY」と記されたデカールが基本的に貼られていて、工場生産品です。しかし、今回入荷したP-23には「HANDCRAFTED BY RITCHEY MOUNTAIN BIKES」と記されていています。フレームをパッと見ただけじゃ全く判別できませんが、このフレームがRITCHEYのクラフトチームによって製造されたと考えるとワクワクが止まりません。
パーツの状態がかなり良かったので標準装備のコンポーネントSHIMANO Deore XTはそのままに主にハンドル周りのカスタムを施しました。
ハンドルは入荷後すぐに売り切れとなったSIMWORKS Fun 3 CrMo Bar - Dullbrightに合わせるはデッドストック品のブレーキレバーTEKTRO 372-A。TEKTROと言えばブレーキでお馴染みのブランドで、見かけるパーツはどれもブラックですが、かつてはカラー物も製造していたんですよ。しかも金属で仕上げられたレバーは質感がかなり良くて、ブレーキの掛け心地はカッチリ。
[SPEC]
Handle Bar | SIMWORKS Fun 3 CrMo Bar |
Grip | RITCHEY Superlogic Grips |
Component | SHIMANO XT 3x7s |
Front Tire | PANARACER Dart Classic |
Rear Tire | PANARACER Smoke Classic |
※適応身長 : 165cm~175cm前後